NET-FLOW

ホームページ初心者の方へネットの仕組みを簡単にご説明します

投稿日:2023年10月13日
最終更新日:2023年10月24日
インターネット用語が乱舞するイメージ

【筆者】井上 博喜
  • 印刷、WEB業界約15年。ホテル販促担当5年の経歴。

大手有料老人ホームや地域密着型葬儀社などの販促支援を行う。お客様のご要望をしっかりとヒアリングして、デザイナーと共に成果の出る販促ツール提案に力を入れている。デジタルとアナログのクロスメディアでの提案に強みあり。

ホームページを作りたい、とはいうものの…


ホームページ作りたいんだけ、どーしたらいいの? という人も多いのではないでしょうか。

その前に、ホームページやらメールやら、プロバイダだのURLだのドメイン? わけわかんないんですけど?、ですよね。

その辺りを簡単にご説明してみましょう。


ネット接続の全体像を知りましょう


〈図〉一般的なホームページやメールまでの接続

上図をご覧の通り、ホームページやメールを見るのもバトンを渡すように繋がっています。


〈あなた〉→〈ルーター〉+〈モデム〉→(光回線など)→〈プロバイダー〉→〈DNSサーバ〉+〈レジストラ〉→〈WEBサーバやメールサーバなど〉


それぞれに専門が分かれていて、どれか一つが欠けても繋がりません。


1. まずはネットに接続します(プロバイダ)

プロバイダのイメージ

ネットへの入り口となる、ここがないと始まりませんね。

ネットワークに接続するサービスを行う業者をプロバイダと呼んでいます。

昔は電話回線やISDN、ADSLでしたが、今は光回線やCATV回線、そしてモバイル回線が主流です。


2. 次にネット上の住所を探します(DNSサーバ)

DNSサーバのイメージ

住所がないと郵便物がやりとりできないようにネット上にもアドレスと呼ばれるそれぞれの住所があります。

その住所のことをIPアドレスと呼んでいますが、数字の羅列になっていて、覚えるのはなかなか大変というか、ほぼ無理!な世界です。

そこで、IPアドレスを分かりやすい言葉に代えたものがドメインと呼ばれるものです。

ドメインを管理する業者をレジストラと呼びます。このレジストラに「ほにゃらら.jp」ってドメインを使わせてよ、と申し込んでお金を支払う事で自分の「ほにゃらら.jp」を使うことができるようになります。

そこまでは必要ないよ、という人にはプロバイダが割り当ててくれるドメインやメールアドレスを利用することになります。

ドメインはホームページ、メールアドレスの両方に必要です。


ドメインと実際の住所であるIPアドレスを紐付ける電話番号帳というか辞書のような存在がDNSと呼ばれるものです。

自分の見たいホームページのドメインをブラウザに入力すると、まずはこのDNSがあるサーバ、DNSサーバに問い合わせて、対応するIPアドレスを教えてもらいます。

IPアドレスを教えてもらう事でようやく目的のホームページやメールが置かれているサーバへ辿り着く事ができます。


3. 目的の場所へ辿り着きます(WEBサーバ、メールサーバ)

ホスティングサービスのイメージ

ホームページやメールのデータが置かれている場所の事をそれぞれWEBサーバメールサーバと呼びます。

このネットワークに接続されたデータの置き場所、サーバを取り扱っている業者をホスティングサービスと呼びます。

ホスティングサービスのうち、ホームページのデータを格納したり、メールのデータを格納するだけの用途向けのサービスを共用サーバとかレンタルサーバと呼びます。
1台のサーバーを賃貸マンションのように分割して貸し出すシステムなので、それなりに制約もありますが、システム管理に気を遣う必要がないのがメリットです。
一般的にはこのレンタルサーバを利用します。

提供するサービスやプランによって、使用できるハードディスクの容量や、データベースの数、メールのアカウント数や容量にも差がありますので、慎重な検討が必要です。

共用ではあっても、システムOS部分から操作したい人向けのサービスをVPS(仮想専用サーバ)と呼んでいます。相応の専門知識が必要です。


ホームページ作成のためのネット環境のまとめ


プロバイダー+ドメイン+レンタルサーバのイメージ

ネット接続の流れとそれぞれの呼び方、ご理解いただけましたでしょうか?

ご自分のホームページを作りたい、と思った時に最低限必要となる環境をまとめると、次のようになります。

1. プロバイダ(回線業者)

光接続が主流です。この際にモデムとルーターが必要となります。

プロバイダから機材を支給される場合と、wi-fiルーターは自分で選んだものを使える場合などもあります。

IPv6を検討してしている場合は対応している回線かどうかも要確認です。(レンタルサーバも同様)

2. レンタルサーバ(データの置き場所)

ホームページのデータの置き場所です。メールの運用も同時に行う場合が多いです。

ホームページの規模やメールの運用方法も併せて検討する必要があります。

ホームページ作成を業者に任せる場合はそちらに相談しても良いでしょう。

レンタルサーバを扱う事業の事を「ホスティングサービス」と呼びます。

3. ドメイン(ネット上での名前)

こちらも今では必須と言っても良いでしょう。取り扱う業者は「レジストラ」と呼びます。

法人の場合は「.co.jp」が最強です。(登記情報の確認が必要で、1社に1つしか取れません)

個人サイトの場合は内容によって選択すれば良いでしょう。価格も様々です。

早い者勝ちの世界ですので、ドメインを作る、と決めたら希望の名前が使えるかどうか調べて、いち早く手続きをすることが必要です。


いずれも、自分でやれば最低限の費用で済みますが、契約してしまってから「あれができない」「これもできない」とならないように事前によく検討する必要があります。

業者にお任せの場合は楽ちんですが、「何をしたいか」をくまなく伝える事ができないと同様のトラブルが生じる可能性があります。
また、それなりの手数料も必要となります。


パソコン仕事一休みのイメージ

ややこしいネットの世界ですが、ホームページは自社の存在感をアピールするためや商品サービスの紹介には欠かせない存在となっています。

接続の流れと用語をご理解いただき、どうか素晴らしいホームページができますように。


ホームページ制作でお困りの際は、ぜひセイコープロセスへご相談ください。





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